土舗装!

gokaken2007-10-16

先日すごく懇意にしている方から連絡をいただいた。ここしばらくお会いする機会もなかったのでどうしているかな?と気にかけていたところでした。「実は新しい環境に優しい技術を紹介したい」とのこと。当社は環境事業部という太陽光発電の部もあるのでお声がけをしてくれたらしい。その技術は当社が得意とする舗装の技術。しかし、普通の舗装はアスファルト舗装やコンクリート舗装が一般的であるが、今回紹介いただいた技術は「土」をそのまま舗装するというものでした。よく見かける公園や一般家庭の庭。土のままで雨が降るとぬかるんだりしてしまう土の道路や駐車場をそのままの土に自然物質を混ぜて無害で舗装するものです。アスファルトやコンクリートでは最後には産業廃棄物になってしまいますが、土舗装は固まったものを砕けばただの土の戻るそうです。混入物質は自然界には何ら影響のないものですので施工後も安心です。
更にこの土舗装の利点は「草が生えない」とうこと。なぜなんですか?と聞くと舗装することにより表面が密になり固くなってしまうので種子が飛んできても根を張る事ができないのだそうです。砂利などでは石と石の間に隙間があってそこから根を張って行くらしいのですが、土舗装だとその隙間も少ないので草が生えないらしいのです。でも本当なのかなぁ??と疑問に思っていたところへ以前施行した場所があるので見てくださいと案内され、それは本当だ!と信じざるを得ませんでした。

この写真がそうなのですが、手前が土舗装。奥が手を加えていない普通の土。これを見てしまったら「なるほど・・・」と納得するより他ありませんでした。
一般家庭では黒いアスファルト舗装にすると夏が暑くて困るし、コンクリートだとまぶしくて・・・という方にはうってつけだと思います。しかし、強度的には車がバンバン走るような道路には向かないと思います。歩道や駐車場程度までが適用範囲でしょう。自然に優しい技術なので植木のある庭などにも適しているそうです。木の周りを土舗装にすれば草取りの手間が大幅に削減される事でしょう。使い方によって様々な対応が可能な技術だなぁと思います。
環境に優しい技術。これからもドンドンふえいくのではないかと思った管理人でした。