強行採決・・・でも

昨日の厚生労働委員会を仕事をしながらネットで見ていた。http://www.shugiintv.go.jp/
何度も言うようだがもう・・・年金はダメだと思う。その年金の詳細を知らない自分がいうのはおかしいだろうが、知らない人間でもダメだと感じる今の現状なのだ。
貴重な給料の中から税金を払い保険料を納め年金を払う。日本国民としての義務という言葉の下で黙々と払い続ける。払わなければ法によって罰せられ、会社の社会的信用も無くなる現状。嫌だ嫌だと言いながらでも今を壊すわけにはいかない。集めたお金は所詮自分の金では無いからどうなろうが知った事ではない。でもその払い込んだお金は必死に働いて稼いだものだ。できる事なら生活費に充てたい。家族での食事に使いたい。時には旅行でも行ってみたい。それを我慢して一生懸命納めたものが杜撰な管理の下でメチャクチャに使われている。

昨日の厚生労働委員会は、まるで茶番劇を見ているようだった。筋書きありの議論。不満だらけの野党に少しだけ発言の場を与えて文句を言わせて「はいおわり」って感じ。野党の抵抗もなんとなくわざとらしく見えた。見ていて思った事は、はたして現在徹底的に追求に回っている野党が政権をとったらこの問題は解決するだろうか?ということ。
第一党の民主党がエキスパートの官僚に抵抗して現在のシステムを変える事ができるのだろうか?肝心な点はおかしな点を追求するのは調べればできることだと思うが、それを正す事ができるかどうかだと思う。昨日の長妻議員の追及は確かに的を得ていたし、しっかりした裏づけがあっての議論だった。今やらなければまた膿がたまる。それはホントに共感できる。しかし、数の論理で押し通してしまう今の委員会運営・国会運営はあきらめでもあるが仕方が無いとも思う。
国はお金を集めるという根本を止めて、そういう業務自体を民間に任せちゃったらどうなんだろう?なんていうとんでもない考えもわいてくる。

税金の無駄遣い!とわれわれ土木建設業界はさんざん叩かれてきた。それによる公共工事激減でみんな苦しんでいる。でも、僕はいただいた仕事は払っていただいた「お客様」に喜んで使っていただけるようにと一身に思う。それは決して綺麗ごとではなく、自分も一納税者だから。必要な社会資本は絶対に必要。無駄遣いかどうかはそれを使う人が判断すればい事だと思う。表面的な部分を見て、使う人が少ないから無駄だ無駄だとお題目を繰り返したマスコミ。でもその設備を心待ちにしていた「納税者」もいるという事を忘れてはならない。われわれはいただいた仕事をそのような方たちに喜んでもらえるものを提供することのみが一番の仕事。この仕事の根本は個人個人の大切なお金であるという事を忘れてはならない。

今のこの国の現状は民間のほうがはるかに道徳的に上を行っている。改革のスピードはドンドン加速している社会の中で国会という場所だけは昔と変わらずの「のろのろ運転」。昨日の中継を見ながら「あーあまたやってるよ」と寂しくなった管理人の独り言でした。