5000万件の憂鬱

毎日のように不明な年金記録のニュースが取り沙汰されている。そして「きっともう年金は事実上破綻してるんだろうなぁ」と思いながらそれを見ている自分がいる。預かったお金の管理もされていない年金なんて信用できないし、はっきり言って払いたくも無い。徴収するだけ徴しておいていい加減な管理でメチャクチャにした上に「払った証拠をもってこい」なんて普通に考えれば「狂ってる」としかいいようが無い。
僕は意図せずに失敗してしまったことについては責めるつもりはない。向かっている方向が違っていたのなら今からでも直せばいいからだ。しかし、社会保険は意図して違う方向に向かい、わざわざ残っている記録を処分するよう通達を出していた。そして莫大な額の預かった年金をグリーンピアや職員の福利厚生に当てて湯水のごとく使いまくった。これは言葉は悪いが、組織詐欺だと思う。きっと膨大な裏金もあるんだろうなとも思ってしまう自分がいる。
キャリアが退官して天下り、高額な給与と退職金をもらっているなんて下らん話はどうでもいい。今回の話は預けたお金が無くなっている!という基本中の基本、根本の部分が狂っている事を露呈してしまっている。本当にこれが行政なのか?銀行に預けたお金が無くなっていてその銀行には誰が預けたお金なのかわからない金額が残っているのと同じ。
「預けました!」という問いに対する答えは「証拠をもってこい!」・・・民間ではそんなことありえんだろう。こんなばかげた話。もしそんなことが民間で行われたら即倒産だ。
汗水たらして頭を下げ下げやっといただいた仕事で稼ぎ出したお金を、「義務」という言葉の下に当たり前のように徴収される。義務があるからには責任がある。その責任を果たさないで開き直る今の実態を見ると、納めるのがバカらしくなってくる。こんなことなら自分の預貯金として老後のために蓄えておくほうがよっぽどいい。
そもそも年金ってなんだ?役人を食わせるためのもう一つの税金なのか?いい加減バカらしい茶番国会をやめて本質的な部分に突っ込んでいったらどうかと思う管理人である。

人口一億人超の日本でその半分に相当する5000万件の不明金。一体何を社会保険庁はやってるんだ?いい加減に年金なんかやめてしまえ!ホントに腐りきった組織だ。