花咲か印(神奈川県横須賀)におじゃましました

gokaken2006-12-09

今日は我が家の水田で作っている「ステビアコシヒカリ」を販売していただいている神奈川県横須賀市にある「花咲か印」にお邪魔してきました。社長の長森さんは僕が参加している関東建設青年会議のメンバーで知り合った仲間です。ある会合で彼からステビアの話が出て、安全な農作物を作るのに非常に有効なものであるとの説明を受け、我が家も代々建設業のほかに農家をやってきていますので「それじゃ〜ステビア土壌でコシヒカリを作ってみよう!」ということになりました。ステビアを散布した水田は我が家が保有する水田の中でも一番美味しいお米が取れる最上級の水田0.9haに散布し収穫しました。その味はやはり生産者である我々も「いつもより美味しい!」と食卓の話題になったほど。そのお米を一手に引き受けて販売していただいているのが「花咲か印」さんなのです。

この田んぼは「特級」です。奥に見えるのが我が家(^^)
当然、農薬の散布は行わずに籾の状態(たねまき前)に一度だけ消毒を行い、田植をする田んぼには農薬は使っておりません。そして、収穫したお米は我が家にある乾燥機で乾燥させもみすりを行って玄米にする一貫生産で行っております。なので、一切他のお米とは混じっていることは無く、限られた水田で取れた100%コシヒカリを出荷しております。良く我々も耳にするのですが、「新米と言っても混ぜものがある」と言われます。僕はそんな事は知る由もないのですが、どうしても出荷時点では100%新米ですが、流通ルートに乗ってしまうとその間で何が行われているのかは調べようがありません。それが事実だとするととても残念なことです。
更に前述のとおりお米でも収穫される水田でその味は大きく変わります。我が家の水田でも道路を挟んだ田んぼでも味が違うくらいです。いろいろな田んぼから採れたコシヒカリですが、一番美味しい特級の水田からのコシヒカリは流通させません。なぜなら・・・自宅用や贈答用に自分の家にとっておくからです。

正真正銘農家一貫生産米です
流通ルートでは当然、その水田ごとの管理はできませんから、様々な田んぼから取れたコシヒカリが一緒になって市場に流れます。それは仕方の無いことです。しかしながら、今回は水田ごとの管理を一貫して行って、その特級の水田のお米のみを流通させることが「花咲か印」さんのおかげで可能となりました。流通ルートが我が家と花咲か印さんしかありませんから品質は絶対保証です。なぜならお互いに「安心して美味しいものを」が合言葉だから。
せっかく取れた一級のコシヒカリ100%をそのまま食卓に届けることができるのは何よりもやりがいが生まれます。そして、お客様の声を聞くことができるというのは本当に生産者にとってこの上ない喜びです。
彼は建設業から転身しステビア野菜や我が家のコシヒカリなどを販売する道を一生懸命切り開いています。会って話をすると苦労などというイメージは微塵も感じさせませんが、新しい道を切り開くと言うことは本当に大変なことだと僕は思っています。このようなやりがいのある農業をさえていただける環境は本当にありがたいですし彼、そしてお客様の期待を裏切らないよう一生懸命美味しいお米を作り続けたいと思います。何でもかんでもステビアを散布してお米を作れば生産量は上がるでしょうが、その水田が悪ければいかにステビアといえども味は落ちるでしょう。だからこそ我が家の特級の水田のみで生産することしか考えておりません。より良いものをより多くの方へ花咲か印さんとともにご提供し続けたいと考えてる管理人です。

花咲かさんに並ぶ我が家のお米

その場で精米して販売されています(サスガ!)

様々なステビア野菜を厳選して販売中!の長森さん

この看板はホンモノです