命・・・なんということだ!

またも純真無垢な尊い命が奪われてしまった。こんな事件は絶対にあってはならない。これからたくさんの経験を重ねて立派に成長していく可能性のある子供の命。なんでだ!どうしてなんだ!と独り言を言ってしまう。
いったいこの世の中はどうなっているんだろう?「私が苦しんでいるのはその他大勢の人たちせい。」そんな理由で誰でもいいから殺してやろう。。。その思考回路がまったくわからない。
通りがかって二人の子供を発見した人は、交通事故にでもあったのかと思って車を止めたそうだ。見ると息絶えた女児と水路の中に落ちて半目を開いていた男児。。。
まだ息がある!と男児を抱えて水路から出して必死に人工呼吸と心臓マッサージをしながら「今助けがくるからがんばれ!」と叫び、励まし続けたそうだ。その声を男児はどんな気持ちで聞いていたのだろうか。絶対的に信頼のおけるお友達のお母さん。その車に乗って園の前まで行ったのに。なぜ?どうして?そう思ったまま・・・
ご両親のお気持ちはさぞかし無念であろう。悔しいであろう。悲しいであろう。その気持ちは察するに余りある。どんな理由であれ、いかなる理由であれこの行為を犯した母親は絶対に許されるものではない。いじめられたから。仲間はずれにされたから。そんな理由は理由にならないし、理由なんかどうでもいい。現実に何よりも大切なわが子の命を奪われてしまった事は後戻りできない。
信頼できるはずの大人が刃を向けてくる現実を子供たちに教えなければならないのだろうか?どんな人とも言葉を交わしてはいけないと教えなければならないのだろうか?
周囲の子供を守ってあげてこそ、信頼関係が作れるからこそ子供たちが育つ環境が整うと思う。
ひとつの大切な小さくて弱い命を自己満足のためにいとも簡単に奪ってしまう。そんなこの時代に僕はどうすればいいんだろう?この二人の園児を思うたびにそして過去に無念を残してなくなっていった子供たちを思うたびに心の底からの憎悪と怒りがこみあげてくる。僕が小さなころ安心して公園で遊べた環境はどこにいってしまったのだろうか?
無念にも亡くなった二人のお子様の御冥福を心からお祈り申し上げます。
もう二度と二度とこんな悲しい事件が起きないことを願うばかりだ。