暖かな一日

gokaken2006-01-12

今日は一日外回り。お客様との打ち合わせと現場を回った。各現場では社員の皆さんが一生懸命仕事をしてくれている姿に頭が下がる。最近会社の雰囲気もかなり良くなってきているように思う。小さな会社でも上司と部下お互いを思いながら仕事をするのが一番効率的だ。
よく上司の悪口や部下の悪口をこれ見よがしに言う人に会うが、僕はそういう人間を信用できない。そんなに嫌なら別れればいいことであってわざわざ赤の他人に声高に言うことは無意味であると思う。
そうすることによって「俺は上司より仕事ができるんだ!」とでも言いたいのだろうが、実際は部下であるのだからその上司の立場にならないとわからないことがほとんどだろう。
また、部下をボロクソに言う人も良く見かけるが、その「無能」な部下(社員)を使っているのは自分だと言うことに気付かないのだろうか?と思う。無能で信用できない人間を使っている管理者は自分の恥であるし、それを話すことは自分の無能さを公にしていると言うことである。
僕は社員に良く「批判するならその相手を越えてから」と話している。僕自身社員より劣っているところが多いし、その人の立場にならないと理解できないことがほとんどだ。だからこそ無意味な批判は絶対にしないし、理解しなくてはと常に思う。
会社は大人の集まりであって「わがまま・泣き言」は絶対に通用しない。しかし、きちんと話す場をもうけてお互いを分かり合う努力をすればマイナスにはならないと考える。
当社に来てくれた梨子木統括部長の提案で今月から社内連絡会議をすることになった。きちんと会社を考えれば実施するのが当たり前で、今までやらなかった自分を反省した。
きっと社員は自分の考えを管理者に伝えたいだろうし、指示を仰ぎたいことも山ほどあるだろう。僕はそれをせずにここまで経営してきたことに今更ながら気付いた次第である。

人それぞれいろんな環境の中で生きている。その様々な人間が集まって仕事をする。だからこぞ意思の疎通は必要不可欠であるし、それに気付かせてくれた統括部長には心から感謝する。いくら専務と言っても名ばかりで、まだまだ修行が足りない自分なのであった。