本日の日曜日はいつもと同じく午前中はテレビをノンビリ見ながら過ごしました。普段はあんまり見ないサンデープロジェクトを見て「やっぱり田原宗一郎さんは相変わらず人の話しを聞かない司会者だなぁ」と・・・自民党民主党国対委員長とのやり取りをコーディネートしていたんですが、何か目玉発言を引き出そうとして「解散は?解散は?」の連呼。とにかく解散総選挙のネタを引き出したくて仕方がない様子です。麻生政権が発足してまだ数日。コメンテーターからは思うように上がらない支持率に尻込みしていて解散できないんでしょう?なんて感情を揺さぶるような発言も・・・
とにかく今の日本はどうにもならないと言う事を国民は知っているので冷めた目でしか政治を見ていませんよ。国会議員と言ってもただ一人の人間であって権力に対する妬みと嫉妬の世界ですから。自分の事しか考えていない・・・なんて言った所でみんなそうじゃないですか。良い方向に向けようとすればおのずと自分に有利な方向に向けて行く。そうでなきゃ目標や願いは叶わないんです。自分が崩壊しても他人が良くなればいいなんてきれいごとでは済まされない。それは今だけでなくずっとそういう歴史の流れなのです。
しかし、昨日テレビを見ていて感じたのですが、やはり国民に選ばれた国会議員であるからにはその意見をしっかり受け止めてもらわなくてはなりませんね。本当に今の国会は国民不在であると感じます。政権・予算・官僚・・・すべてにおいてこの流れの中でしか物事を考えていない。本当にこの国を良くするのはどうすればいいかなんて全く考えていないんだろうなといつも感じます。内需拡大自民党国対委員長さんはおっしゃっていましたけどこの不景気で買いたいものが買えない時代に内需拡大なんて声を上げても誰も見向きはしませんよ。なぜならお金のない高齢者から負担を強いてまで税制困難なんて言っているんですから。官僚の天下りが全て悪いとはいいません。特殊法人が全て悪いなんていいません。でもそれに使っている12兆円という大金はバブル時代に作った制度もあるんじゃないですか?企業はバブルに踊り莫大な利益を上げた時代もありましたが、それが崩壊した今は現状に合わせるべくリストラ・コストカットなど様々な方策で今の不景気に立ち向かっています。一般家庭もそうです。なのに国の制度だけはバブルそのものを維持しようとしている。不景気なったらそれにあわせてシステムも変えなきゃならないなんていうことは小学生だって分かる事です。お小遣いが少なくなったら出費を抑えるんです。
しかし、出費を抑えるのは国民に対してだけ。自分たちに対しては一切なんのカットもせずに社会福祉公共投資をカットして「痛みに耐えろ!」なんて言われてもバカくさくてあきれてしまいます。弱者に優しい国づくりなんてスローガンは立派ですが、現状は全くその逆だと分かっています。国民はそんなにバカではありませんから。
アメリカの金融危機世界恐慌に向かっているとしか思えません。しかし、日本の不景気はアメリカだけのせいではなく、今のシステムに大きな問題があると思うんです。自民党だろうが民主党だろうが「政権」だけを考えている今の現状では同じ方向を向いているとしか思えません。言い訳・ごまかしばかりでなく景気・年金・税収・支出・・・今の日本にとってもっとやるべきことは山のようにたくさんあります。いつまでも茶番をやっていないで本気になって取り組んでもらわないとこの不(負)のスパイラルからは抜け出せないと思う管理人なのです。